マネーの公理「こんな人にオススメ」
- 株式投資をしている人。
- 投資のリスクを知りたい人。
- 株の名著から投資を学びたい人。
今回要約でまとめたのは「マネーの公理」。

人気銘柄を買ったら大損した。
含み損のまま放置している。
投資で損してばっかり。
こんな人も多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私もそのうちの1人です。
そんな人へ「マネーの公理」を要約でご紹介。
まさに投資の名著とも言われる1冊です。
投資している人なら1回は聞いたことがあるかもしれません。
参考になること間違いなしです。
要約なので「なるべく簡単に」まとめました。
誰でもラクに読めると思います。
それでは「マネーの公理」の要約まとめを見ていきましょう!


マネーの公理「要約」
「マネーの公理」は要約すると、3点にまとめられます。
- 投資の勝ち方がまとめられた1冊。
- ドルコスト平均法「反対!」
- 生き方についても学べる名著。
本書は賭けて勝つための本である。
公理があなたを金持ちにする。
公理とは勝つためのルールである。
公理は投機の哲学だけではない。
人生の成功の道しるべでもある。
「マネーの公理」要約 まとめ


マネーの公理「目次」
「マネーの公理」は2005年12月26日に出版。
著者はマックス・ギュンター氏。
全256ページ。
全体は「12の公理」で構成。
- リスク「分散の誘惑に負けない」
- 強欲「早すぎるほど利益確定」
- 希望「損切りは早く」
- 予測「人の行動は予測できない」
- パターン「間違いにすぐに対応」
- 機動力「チャンスを掴む」
- 直観「説明できるなら信頼」
- オカルト「金持ちになるために無視」
- 楽観と悲観「楽観<自信をもつ」
- コンセンサス「多数派は避ける」
- 執着「投資先に執着しない」
- 計画「長期投資にこだわらない」
- イギリス生まれの投資家。
- 11歳で米国に移住。
- 13歳で株式マーケットに参入。
- 1人で財を成す。
- 父は「チューリッヒの小鬼たち」と呼ばれたスイス銀行界の1人。
マネーの公理「リスク」
- 心配がない=リスクをとっていない。
- 分散の誘惑に負けない。
お金を増やしたいなら、リスクをとること。
預金や債券では少ししか増えません。
そして分散投資はリスクを低減します。
一方でお金持ちになる希望も減らします。
分散投資はデメリットもあります。
- 少額であれば、資産が増えにくい。
- せっかくの利益が損失が相殺される。
- 管理が大変。
投資が少なければ、元本割れリスクも最小限。
逆を言うと、リターンも最小限になります。
つまり少額ならメリットは低いと言えます。
マネーの公理「強欲」
- 利益を決めておき、強欲から逃げる。
- 早すぎるほど、利益確定する。
優れた投資家ほど、早く利益確定します。
利益確定をするためにコツは2点です。
- 利益をあらかじめ決めておく。
- 利益の一部でご褒美を買う。
勝利は続かないものと考えるのが大切。
周囲はブームが続くというかもしれません。
しかし自分の強欲から逃げましょう。
ピークがまだ先と考えてはいけない。
ピークは近いと考えるべきだ。
利益を確定して逃げるのだ。
「マネーの公理」要約 まとめ
マネーの公理「希望」
- 間違いを受け入れる勇気を持つ。
- 損切りは早く行うことが大切。
損失は甘んじて受けるという気持ちが大切。
期待したり、祈ってはいけません。
これは「損切り」と呼ばれる行動です。
- 後悔の恐怖におそわれる。
- 投資の一部を断念したくない。
- 間違いを認めたくない。
これら3点を乗り越える。
そして損を受け入れることが重要。
投資をする上で、とても大切な考え方です。


マネーの公理「予測」
- 人の行動は「だれも」予測できない。
- 予測は決してうまくいかない。
誰にも来週に何が起こるのか、わかりません。
エコノミスト等の意見はあまり受けつけないことが重要です。
確かに予測が当たっている人もいます。
でもそれは当たった予測を言っているだけ。
外れた予測はたくさんあります。
しかし当たった人はそれは言いません。
これを知っているだけでも、過度に信じることから逃げられます。
- 値上がりした場合…早く利益確定する。
- 値下がりした場合…早く損切りする。
あくまでも投資はシステマチックが大切です。


マネーの公理「パターン」
- 秩序のないのに秩序を探さない。
- 間違いに対応できるよう、フットワークは軽くする。
興味のあるものは、徹底的に調べるべきです。
そして最善を尽くして投資をする。
しかし投資で「運」はとても大きな存在です。
どんなに調べても100%はあり得ません。
抜け目なく警戒することで損失に対応する。
油断せず、過信をしない。
それが第5の公理「パターン」での教えです。
マネーの公理「機動力」
- 利益が出るのを待つをやめる。
- 根を切断してチャンスを掴む。
株式投資では損失を出すこともあります。
そのとき値上がりするまで待つことはNG。
チャンスを掴むために、後悔は無視して売る。
より魅力的な株があれば、すぐに投資を中断。
損切りをして、期待できる先へ投資します。
資産を増やしていくために大切な考え方です。
後悔の可能性はどんなことも同じ。
そんなことは考えないべきだ。
「マネーの公理」要約 まとめ
マネーの公理「直観」
- 直観と希望をまぜて考えない。
- 直観を説明できるなら信頼して動く。
すべての直観を信頼せず、しっかりデータがあるかを確認する。
誰しもがこうなって欲しいという希望を直観に含みがちです。
- きっと明日は値上がりするに違いない。
- きっとあの子は私のことが好きだ など。
第7の公理「直観」では全ての直観を信じるべきではないと教えています。
裏付ける情報や経験がなければ無視するべきということです。
特に強く希望する直観は注意すべきです。


マネーの公理「宗教とオカルト」
- 宗教などと「お金」を混ぜては危険。
- 金持ちになりたければ無視する。
お金とこれらは分ける必要があります。
宗教などで不安がなくなるかもしれません。
でも投資している時に信じれるのは自分だけ。
お金とオカルトなどに必然性は存在しません。
自分の冷静な判断力にだけ頼りましょう。
マネーの公理「楽観と悲観」
- 自信は悪い事に対応すると生まれる。
- 楽観ではなく、自信をもつ。
投資にとって楽観主義は「敵」です。
楽観主義は判断を鈍らせます。
- 「きっとうまくいくだろう。」
- 「なんとかなるから大丈夫。」
このように考えずにリスクを考えましょう。
リスクは必ず発生します。
その時にどう対応するかを考えておく。
その対処法がハッキリわかるなら、自信があるということです。
楽観ではなく、自信を大切にしましょう。
プロは楽観を持ち合わせていない。
持ち合わせているのは自信である。
自信は悲観を建設的に利用することから生まれる。
「マネーの公理」要約 まとめ


マネーの公理「コンセンサス」
- 大多数がいうことは避ける。
- 投機の流行は決して追わない。
大多数の意見は、投資する上で参考にするべきではありません。
投機の鉄則は「安く買って、高く売る」です。
- 人気がある=需要がある=価格が高い。
- 人気がない=需要がない=価格が安い。
周囲がいつも間違えているわけではありません。
でも人と同じものを買うのは割高と認識すべきだということです。
常に認識を持って行動をしていきましょう。
マネーの公理「執着」
- ドルコスト平均法は罠だ。
- 投資先に執着しない。
最近はドルコスト平均法がよく知られています。
ドルコスト平均法は、定額で決まったタイミングで投資する投資方法です。
株価が下がっているとき、上がっているとき関係ありません。
そのため購入単価が平均化されていきます。
多くの本でオススメされている投資方法。
しかし面白いことに「マネーの公理」では否定的な意見です。
ドルコスト平均法は論理的な考えだ。
得をしても損をしても購入するため、平均購入コストを下げられる。
しかしそれは同時に損を隠すこと。
もっと選択を広げて、利益が得られる機会を増やすべきだ。
「マネーの公理」要約 まとめ
安定に身を置かず、利益をしっかり追求する。
もっと自由な投資をすべきという考え方です。
マネーの公理「計画」
- 売り買いを柔軟にする。
- 長期投資に安心しない。
12番目の公理は将来を計画することへの警告。
人は将来の計画をつくることで安心します。
そして相場の変動への対応が遅くなります。
- チャンスが現れたら投資する。
- 危険が迫ったら売り抜ける。
- 進退の自由を大切にする。
本書で紹介されている長期資産計画は1つ。
「金持ちになろうとする意志」だけです。
つまり強い意志を持って、相場に対応する。
これこそが投資の安定だということです。
マネーの公理「まとめ」
マネーの公理をまとめると3点。
- 変化して成長することが1番の安定。
- 投資の基本的な考え方だけでなく、生き方も学ぶことができる1冊。
- 読む価値のある「投資の名著」。
今回要約でまとめたのは「マネーの公理」。
今は分散やドルコスト平均法などが主流です。
しかし「マネーの公理」での内容を知っておくだけでも、今後の投資への考え方も変わってくるかもしれません。
投資信託をはじめとした、株式投資をしている人には是非読んでほしい1冊です。
以上、【要約】「マネーの公理」 まとめでした!
「マネーの公理」以外の要約まとめはこちら。


ちなみに私はKindle32GBを使っています。
Kindleは投資やお金の勉強にも最適。
こちらも便利でオススメです。
Goodポイントまとめ
- 小説は最大8,000冊持ち運べる(32GB)。
- 部屋が本で占領されない。
- ブルーライトじゃないから、寝る前に読んでもぐっすり。
- お風呂でも読める。
- 読む以外の機能がないため、読書に集中できる。
- めちゃくちゃ軽い(207g)。
Badポイントまとめ
- 読み終わった本をフリマアプリで売れない。
- 本の貸し借りができない。
- スマホに比べると反応がやや鈍い。
- Wi-fiがないと本がダウンロードできない(Wifiモデル)。
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